顔には30種類以上の大小様々な筋肉があり、それが連携して動くことで人間の微妙な表情を作り出しています。

骨と骨をつなぐのが骨格筋ですが、顔は骨と皮膚をつないでいる皮筋です。つながっている部分は違いますが同じ筋肉ですからもちろんコリもあります。

コリの原因となっている緊張した筋肉を、身体の他の筋肉と同様に鍼の刺激でほぐして柔らかくしたり、血流を改善してあげることが美容鍼の目的です。

また「たるみ」とは弛緩ではなく、筋肉の萎縮が原因ということも最近の研究でわかってきています。

​血流が改善すれば筋肉に必要な酸素や栄養がよく届くようになり、同時に老廃物も流されていきます。

加えて、他動的に動かしながら表情筋に意識を向けさせることで患者様ご自身での筋力アップも促します。

顔への鍼の刺激は、顔面の筋肉を引き締めるべきところは引き締め緩めるべきところは緩めます。さらに皮膚の組織再生を促し、血管を拡張させることにより微細な循環を改善し、その結果として顔面部の美容効果に繋がっていくと言えます。

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＜やさしい美容鍼の施術の流れ＞全身ほぐし（うつ伏せ） → 刺鍼（仰向け） → 首、顔、ヘッドマッサージ